小島 聖

日々

2024.09.13

20代の初めに仕事で訪れたデンマークにあるルイジアナ美術館
なんの展示していたかの記憶は曖昧で
でも、ルネ・マグリットの絵がとても印象に残っている
きっとマグリットの展覧会をしていたのだろう
展示もさることながらこの美術館の記憶は、立地と建物にある
海沿いにあり、どの展示室にも窓があり、外の緑と海が望め、開放感がある
日本で美術館というとどちらかというと閉鎖的な印象がある中、
この美術館はどこまでも開放的で作品を見ながら風や太陽、匂いを感じられる
その記憶が強いルイジアナ美術館に、時を経て、今来ている
今回は子供も一緒だ
子供が一緒だと作品にゆっくり向き合うことは残念ながら難しい
でも子供が興味を持ってジャコメッティの彫刻作品に近づいても係りの人が飛んでくるわけでもなく
ストレスなく子供と一緒に作品を見ていられる
そういう開放感も素敵だ
そして今回一緒に連れてきたかったのは子供のためのワークショップの場を体感したかったから
常に子供が製作していい環境があり、そこにある素材で自由に作れる
そして企画展に合わせて子供が自由に制作できる場がひらかれている
講釈があるわけでもなく、ただ場がある
その自由さがいい
いつの間にか時間が経っていた
疲れたら海の見える芝生に寝転んで空を見上げる
きもちいい〜
連れてきてよかった
往復の電車の中ではわからない言語を耳にしながら
あの人今こう言ったけどどういう意味かな
とか全てに興味津々
旅はいい

初めての国のお金にお小遣いを両替して、そのお金で買い物をしてみたり
英語で伝えてみたり

最後にどうしても行きたいと言って譲らなかったチボリ公園へ
一番生き生きしていた
やっぱりまだ子供なんだなと実感した

私のやりたいことは課題を残しての帰国
まぁまた行こう、近いうちに

ルイジアナ美術館
ルイジアナ美術館
ルイジアナ美術館
ルイジアナ美術館