小島 聖

日々

2022.05.07

新緑の気持ちいい季節に「おもいつきの声と色」のワークショップを
気持ちよく行うことができました。
一つ目は昨年に引き続き木工作家三谷龍二さんのギャラリー、10cmにて
三谷さんとしかできない木のオーナメントを作って紙芝居が立体的になりました。
もうひとつは
山梨のevam evaで初めてのワークショップ
立夏にふさわしい天気の中、自然の中でみんなで絵を描きました。

継続が大切、と声をかけてくださった三谷さん
コツコツと紙芝居で皆さんに出会える機会が少しずつ増えてきました

自分で描いた絵が物語の一部になって紙芝居の舞台に登場すると
目を輝かせてくれるみなさん
これからも少しずつ紙芝居を通して素敵な時間を過ごせますように

2022.04.10

気づけば味噌作りを始めて10年目
知人に声をかけてもらって毎年毎年作り続けています
八ヶ岳の風に吹かれて毎年美味しい味噌が出来上がっています。
今年も無事に仕込み完了
いい菌に触れて元気になりました

2022.03.14

ラビット・ホール
KAAT千秋楽開演1時間前

最後までみんなで顔合わせて会話してほんとに良いチームでした
やはり、人との縁がとても大切、ということを再確認しました
そして会話をすること
相手の言葉に耳をかたむけること
そしてなにより
自分自身が言葉からも体からも自由になりたければ
徹底的に与えられた台詞を覚えること
セリフが馴染んで初めて舞台上で
自由に相手の言葉を受け止められるし
全体が見渡せるということ
相手の台詞に重要なことが隠れていること

初歩的なことだけど大切なことを日々実感した13回でした

今の私がこの役に出会えたことがなによりの財産です

兵庫公演は中止となったためこの写真の1時間後の芝居が最後になってしまいました。
とてもいいKAAT千秋楽でした。

KAATの18、19、20日、兵庫で観劇を予定されてた方々には
中止となり申し訳ない気持ちでいっぱいです

演劇に関わる、演劇を観劇する、日々の日常生活ですらリスクと隣り合わせですが
やはり演劇に関わっている自分が好きです。

願わくば同じメンバーで同じ戯曲で再会できたら嬉しいと勝手に思っています

KAATへ足を運んでくださった皆様本当にありがとうございました。

2022.03.07

ラビット・ホール
3月6日にKAATにて千穐楽を迎えることができました
毎日5人の呼吸、自分自身の呼吸に耳を傾けて
言葉を聞いて繊細に大胆に舞台上にいられたように思います
兵庫へと続きます
きっと5人の関係性があれば少し空間が広くなっても
怖くないような気がしています
あと2回、手放しつつ大切に
劇場へ足を運んできださった方々
本当にありがとうございました

撮影/田中亜紀

2022.02.24

23日に無事に初日を迎えることができました。
初日がずれ込んだ分、お客様にはご迷惑をかけてしまいましたが
私たちにとっては稽古を重ねられ、尚且つ舞台上で稽古ができたので
とても有意義な時間でした。
そして昨日を迎えることができました。
幕は開きましたが千穐楽を迎える日まで油断はできません
3月13日まで全員が健康で何事もありませんように。

稽古を重ねるにつれ言葉の重さ、大切さを感じています
そのくらいこの物語は素晴らしいです
なので余計なことをせずシンプルに言葉を信じて舞台上に立てたらなと思います
舞台上での空気感は突然できるものではありません
稽古以外の時間での何気ない会話などのコミュニケーションを通して
5人の距離感が縮まってきたように思います
演出家の小山さんが開かれた稽古を重ねてくれたおかげです
家族との、夫婦の、少年との繊細な距離感
客席から感じていただけたら嬉しいです
劇場でお待ちしております
https://www.kaat.jp/d/rabbithole2022

撮影:田中亜紀

2022.01.19

ラビット・ホール
稽古中です

2021.12.29

2021年が終わります
キリッとした寒さの、でもすっきりとした冬の空気の中
久しぶりに餅つきを
もちもちのふくよかなお餅が出来上がりました
美味しかった〜
お餅のようにふっくらと伸びのある人でありたいなと
ふと思った年末でした

2021.12.15

ユージーン・スタジオ
After the rainbow 新しい海

このところ、みたいと思う展覧会が東京都現代美術館で開催されていることが多い
今回の展示も特に前情報を持っているわけでもなく、展覧会のポスターを見て
みてみたいと思い出かけた

最近巷で見かけたり耳に届く、多様性、共生、ダイバーシティー、アウトサイダーなどなど
私に中で全くピンとこなく言葉だけが宙ぶらりんだった

張り詰めていた糸が一本づつほどけていくような時間

私の中に張り詰めていたものが溶け出し始めると
やっとそれらの言葉の輪郭がほんのり浮かび上がってきた

もう一度見に行きたいと思う

2021.11.29

お世話になっている方々に声をかけて初めて紙芝居を読む会を小さく開いた。
普段、紙芝居のワークショップでは親子での参加が多いので
私たちにとって読むだけの会は初めてだし、まして大人だけに向けた会も初めてで
ドキドキしました。
紙芝居の枠を”舞台”と呼びますが、
1時間の舞台に立ったような緊張感と心地よい疲れに包まれました。

きっとお客様も緊張すると思い、途中休憩でお菓子とお茶タイムをとって
後半の紙芝居へと続きました。

みなさん真剣にみて、聞いてくださりました。

おもいつきの声と色、制作を初めて1年以上立つのでしょうか?
ゆっくりでも続けていくことは力になるなと、改めて実感した時間でもありました。

また開催できたらと思っています。

2021.11.06

葛西薫さんの展覧会、NOSTALGIA
葛西さんの作品群の中に私の本、野生のベリージャムが並んでいてとても嬉しかったです
秋は展覧会、舞台鑑賞、紅葉と忙しい
秋晴れの日に私が幼稚園生の時に家族で登った山に自分の子供と登った
子供も背負われず、自分の足で最後まで歩き、頂上に立った
そして最後まで自分の足で歩いて下山した
写真に残っていた私の幼少期と同じように私も子供と一緒に写真を撮った
感慨深かった
山頂で食べたおにぎりの味、覚えていて欲しいな

2021.10.06

水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?
When you see your reflection in water, Do you recognize the water in you ?

タイトルからして素敵です。
素晴らしい展覧会でした。
確かに人の表情、心情って天気のようだったり
https://www.polamuseum.or.jp/sp/roni-horn/

2021.10.04

すっかり秋です
秋は好きな季節ですがのんびりしているとあっという間に過ぎ去ってしまう季節です
秋の味覚にはっとしました。
こんなに香りも味もしっかりした松茸は人生で初めてでした。
いちじくも自身で育てているものをいただき、生で、ケーキにと
美味しいものも季節と一緒であっという間に目の前から消えました。
自分の舞台が終わりやっと人の舞台、映画、観に行きたい気持ちになってきました。
心に残る芝居や、言葉はなかなか消え去りません。
季節や食べ物は形は残らないけれど、誰と過ごし、誰と食べて、どんな味で香りだったか
確実に記憶に残っていきます。

2021.09.22

9月20日にとよはし芸術劇場のぷらっと文化祭の一環として
おもいつきの声と色の紙芝居ワークショップを行いました。
普段劇場へは観客として芝居を観にいくか、自分が舞台で芝居をするためにしか
なかなか足を運びません。
が、豊橋のぷらっとを見ていると、普段から地元の人たちの憩いの場になっているようです。
劇場が開かれた場所であることは素敵だなと思います。
一週前は役者として舞台上に立っていた私。
この日は親子で紙芝居を楽しむ私。
どちらも私。

毎回そうですが絵の具に触れ始めると、皆さんとても気持ち良さそうです。
何かに集中する時間って気持ちいいんですよね。

また新しいこの日だけの、たねのおうち、と言う紙芝居が出来上がりました。

皆様の心に新しい好きの芽が発芽しますように。

また紙芝居を通して交流する場が持てますように。

2021.09.18

代々木にある児童館、かぞくのアトリエでワークショップがありました。
私たちにとっても3ヶ月ぶりとなるみんなでのワークショップ
ドキドキしましたが時間が進むにつれてみんなの体からも私たちからも
緊張の糸が解かれていき
いい時間をすごすことができました。
参加くださった親子の皆様、児童館のスタッフの皆様、
本当にありがとうございました。
こんな児童館が自分の街にあったらいいなぁと思っちゃいます。
皆さんの制作風景、素敵な親子の風景が児童館のホームページにアップされています。
ぜひご覧になってみてください。
次回開催できたらぜひ遊びにいらしてください。
紙芝居、楽しいですよ。
https://kazoku-no-atelier.com/news/news_art/

2021.09.12

もしも命が描けたら

怒涛の8月が過ぎ去り
気づけば9月12日
豊橋にて大千穐楽を迎えることができました

これだけ初日に幕が開いたことに喜び、緊張し
千秋楽を迎えられ緊張し、幕が無事に下りたことに安堵したのは
初めてかもしれません。

舞台に関わったすべての方々、その家族、恋人、お客様
みんなそれぞれにありがとうの気持ちです。
きっとそれぞれが目に見えない緊張感の日々でした。

舞台上で受け取る言葉は毎日違いますが、
毎日ドキドキしながらしなやかなおふたりと
舞台で呼吸できることがこんなに楽しいとは

人は出会いによって変わる、変われる。

どうしても、私なんて、と言いがちですが、星子の言葉にあった
自分で自分を褒めれるって素敵でしょ!
って言う気持ちを持ち続けたいなと。

私にとっては素晴らしい出会いの時間でした。
また次、劇場でお会いできますように。

2021.08.23

もしも命が描けたら
東京公演、無事に幕がおりました。
とりあえずホッとしています
こんな時勢の中でも劇場に足を運んでくださり
本当に感謝しかありません
舞台は誰かに見ていただかないと成立しない空間です
ありがとうございました。
広い空間に役者3人でしたが、
お互いに呼吸を感じ、日々新しい呼吸を舞台上で共有できたことが
何より幸せです
だからあっという間の10日でした
9月12日まで目に見えない緊張感の糸を緩めることなく
スタッフ、役者、お客様と笑顔で
自分自身もですが、関わっているすべての方、それぞれの家族
思った以上に健康でいることがこんなに大切とは

劇場からの帰り道、空に浮かぶ月の美しさにもホッとした東京公演でした

2021.08.12

もしも命が描けたら
今日、東京芸術劇場で初日を迎えます。
迎えられます。
不安がいっぱいですが迎えられることをまずは心から嬉しく思います。
思えば、2020年、本番直前に芝居が一つ、幕が上がらずに終わってしまいました。
その時の不安は2020年秋の朗読の時も幕が上がるまで続き、
そして今日に至るまで常に付き纏う不安であり、この先も不安な気持ちを
持ち続けながらの日々になっていくのかもしれません。
こんな時でも芝居をしていると不安は頭から消え去ります。
鈴木おさむさんの描く物語は本当にど直球です。
気持ちいいくらいに純粋です。
多分、以前の私なら反発していたかもしれません。
けれど今、この物語はすうっと体に入ります。
反発し、尖ったりもし、一回りして少しは成長できたのかもしれません。
母のこと、父のこと、子供のこと、恋人のこと、
どの関係性もどんな出来事も全ての出会いは大切でその積み重ねで人は生きているということ。
生きることはしんどい
でもその先がある、必ず。

広い舞台には3人だけですが
客席からは見えない場所でたくさんの頼もしいスタッフたちと一緒です。
YOASOBIの曲も最高です。

9月12日の豊橋の千秋楽を笑顔で迎えられますように

劇場は素敵な場所です。
そして芝居っていいなと思います。

2021.07.24

平松麻さんが大きなキャンバスに絵を描く過程で
少しだけ色を描いてみた。
手のひらを使って色をのせていくのだけれどなかなか難しい
手だけでは色はキャンバスにのらない、全身で色を塗っていく
どんな絵を描くのか決めてるの?と彼女に聞くと
まだわからないと
いろんな段階を経て完成した絵
”わたしにとってのあなた”というタイトルのついた絵
なんだか心が震えた
そっぽを向いている2羽の鳥
だけれど繋がっている2羽の鳥
親子かもしれない、兄弟かもしれない、恋人同士かも、夫婦かもしれない
みんな個人だけど、近くにいるのに遠い時間の共有もあるかもしれないけれど
誰かと繋がっていて1人では生きられない
彼女と紙芝居を作るようになって1年以上の時間が過ぎた
紙芝居の絵が変化している
なんだか優しくなった気がする
麻さんのいろんな絵の側面に間近で出会えて幸せです。
9月4日から始まる、代々木にある児童館、かぞくのアトリエでの
音楽と空想のパレードというイベントに
この絵の実物が展示してあります。
ふらりと本物の絵に触れにいらしてください。
本物のエネルギーはすごいです。
そして”おもいつきの声と色”でワークショップも開催します。
そして毎日児童館のスタッフが私たちの作ったオリジナル紙芝居を日替わりに
皆さんに読んでくださいます。
暑い毎日ですが児童館で少し涼しい時間を過ごしてみてください。

2021.07.21

豊橋にある穂の国とよはし芸術劇場にて
”おもいつきの声と色”のワークショップを開催します。
PLAT芸術文化アドバイザーであり、演出家の桑原裕子さんに
声をかけていただき実現します。
桑原さんの芝居に一度出演しましたが、彼女の包容力に憧れます。
きっと彼女が中心となって作っている何日間かは劇場を訪れる人たちを
優しく包み込んでくれるような気がしています。
オリジナリ紙芝居”たねのおうち”でその日一回だけの紙芝居を参加者の皆さんと作ります。
参加者皆さんの”好き”の種が豊かに発芽するきっかけになるひと時が過ごせたらと思います。

詳しくは芸術劇場のホームページをご覧ください。
https://toyohashi-at.jp/event/workshop.php?id=446

ぷらっと文化祭/えほんとことばの森
ぷらっと文化祭/えほんとことばの森

写真/黄瀬麻以

2021.07.05

The little shop of flowers
お花屋さんがお花の畑を始めた
高台にある畑は山が見渡せ、空が広く
お店に行って花を選ぶのも楽しい時間だけれど
花畑を歩きながらハサミを自分で持って欲しい分だけ切る
家に持ち帰って生けるのも楽しかった
何よりお店で買うのとの違いは
香りがふくよかなこと
いい経験でした

2021.07.01

7月
雨の始まり
雨が降って地が固まることを願い
子供時代以来、私の生活に、虫かご、が現れた。
ダンゴムシを捕まえて入れたり、カミキリムシを入れたり、
バッタがはいったりと忙しい虫かごです。
田植えに行ったときにたくさんのカエルの卵やおたまじゃくしがいました。
おたまじゃくしを大量に家に連れ帰ることに。
生命力が強く、一匹も死ぬことなく着実にカエルへと成長しています。
カエルになったら自然の中へ返すルールにしています。
毎日観察しているといろんな発見があります
今までになかった視点でおもしろいです。

先月ワークショップをしたeatrip soil主催の野村友里ちゃんにインタビューして
soilらしい物語を作りました。
”たねのおうち”です。
雨も太陽も植物も動物も全て恵みです。
是非見てみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=UsqODqinE_o

雨の始まり7月

写真/西塁

2021.06.13

おもいつきの声と色
eatripsoilでのワークショップが実り多き時間となりました
子供も大人も都会の中の自然に触れて想像力が溢れてました
大人たちのおしゃべりも忘れて真剣に取り組む姿、美しかったです
一回だけの特別な紙芝居
皆様の心に残りますように

2021.06.01

知人の田植えをお手伝いした
彼らが丁寧に育てた稲の苗を
3本づつ手に持ち、ひと植えひと植え丁寧に作業していく
山からの清らかな水と、吹き抜ける風、太陽にさらされて
逞しく丈夫に育ってほしい
田んぼにはカエルのたまご、おたまじゃくし、かえると微生物もいい菌も虫もたくさんいた
カエルにギョッとするけれどもそれだけこの土地が魅力的ということ
田植え後のおにぎりは山歩きや、ジョギング、外遊びの後のおにぎりの味よりも
一段と細胞隅々にまでいきわたり深い味わいだった
土に触れエネルギーチャージできました

2021.05.10

ほんの少しだけ新緑の中を早朝一人歩いてみる。
いい時間
もう夏だ。
体も味覚も軽やかさを欲してきた。

2021.04.20

自分らしくいること
とはどういうことなのかが近頃頭の中でぐるぐるしています
自分勝手に他者の意見や存在を否定することではない
自分の中にもうひとりの自分を作って距離を持ちつつ自分自身を観察してみる
自分を好きになり愛してあげる
自分を受け入れると他者も受け入れやすくなる
どう生きることが自分らしいのか
不確かでも進んでいく
少しづつ私の中にあるもつれを紐解いていく
全てのもつれが解けたらそれはそれで面白くないと感じている
その手前
私が生きやすくなる、そして他者に心を広げられるゆとりが出るくらいのところまで

何気なく家族が寝静まった後にテレビをつけたら、
伊藤亜紗さんと柳家喬太郎さんのインタビュー番組がやっていた。
どちらの方も特に興味を持っていた人ではなかったので番組を変えることはできたのに
なぜかそのまま見てしまった。
そうしたら次の日には伊藤亜紗さんの本を買っていた。
近頃頭の中をぐるぐるしていることと伊藤さんの本から繋がって
ぐるぐるの世界がさらに広がり
まだまだ着地点は見つけられていない
時期を同じくして友達から環世界の話を聞いた。
恥ずかしながら知らなかった。
私の中で伊藤亜紗さんと環世界が繋がった。
今必要な出来事を引き寄せている

野生のベリージャムの続編を書きつつ、
前回出版してからの約3年に私の環境で起こったことを文字にしつつ、
私自身が足りていない何かを探してもいます。
私らしくいることがうまく回っていないと気づいたのです
誰のせいでもなくただただ私自身が咀嚼できていない
そのままの私を書くことはエネルギーが入りますが繕っても致し方ないので
どんな本に着地するのか
どちらにせよ
言葉にしてみることはリハビリになります

2021.04.14


樹々が芽吹き、花は蕾がふくよかになり始め咲き、そして風と雨に打たれて散るものもあり
肌に触れる空気が暖かく甘い匂いを運んでくる
少し自然の多い場所を散歩していたら足元によもぎや蕗の薹が咲いていた
気を向けなければ靴で踏んでおしまい
だけどちょこっと気に留めてみるとおもしろい
もっといろんな食べられる種類の野草が足元に広がっているはず
でも知識のない私はこの2つだけを見つけて摘んで匂いを吸い込んだだけで
日常より少しだけ豊かになった
それを持ち帰り、水洗いをしてよもぎは草餅に
蕗の薹は蕗味噌やくるみと炒めてパスタのソースにしたりと
春の苦味を楽しんだ。
都会のど真ん中のビルの中で友達が畑を作っている
都会とは思えないほどのきもちのいい一角
私がわかるものだけで
パセリ、ぶどう、びわ、いちじく、ケール、レモン、ゼラニウム、セージ、ミント、フェンネル
ありとあらゆる野菜、ハーブ、果物が育っていた。
種を採取するために伸び切ったケール。てっぺんには黄色い花を咲かせている
「たべてみていいよ」
と言われたので開いて咲いてる小さな黄色い花を口に入れる
みずみずしくておいしい
甘い
蕾の花も食べてみる
プチっと弾けて中からジューシーな美味しさが口の中に広がる
ケールは葉っぱしか食べたことがなかったので新しい発見だった
「最近ミミズが生まれたんだよねー」
と友達が教えてくれた
足裏に感じる土は柔らかくフカフカしている
子供と近頃はダンゴムシ探しをしている
冬眠するダンゴムシが暖かくなりようやく活動を開始した
足元のアリも働いて忙しそうだ

春から初夏に変わる頃にこんな都会の自然を感じる場所で
植物、果物、野菜を素材に紙芝居の会をやろうと思っています。
はたらきアリのように自分の宝物をよいしょよいしょと運んで
きらきらの宝石を作るような物語と会になるように準備中です。

2021.04.07

春になって外へ出かけたい気持ちが大きくなってきました。
もちろん野外で気持ちよく動き回るのも好きですが、
想像力を掻き立てられる美術館の展示に出かけるのも大好きです。
東京都現代美術館で開催中のマーク・マンダースの展示はスケール感が大きくてユーモアもあったり内面の暗闇もあったりと清々しくアートを見たという余韻が残りました。
一方の世田谷美術館ではアアルト展を。
妄想膨らむ展示でした。
使い込まれた家具も魅力的です。
そして庭園美術館では展示はもう終わってますが、ポスター展を。
グラフィックの美しさを、紙ものの豊かさを体感しました。
春は眠っていた体も想像力も新芽のようにニョキニョキ、ウズウズしてきます。

2021.03.26

何度も繰り返し作るレシピが料理でもお菓子でも何種類かあります。
料理は料理本のままに作ることはほとんどなく、エッセンスを借りて自分色に変わっていきます
料理が好きだしすぐに自分色にアレンジしてしまいがちですが、たまに料理、お菓子本の中には、
まずはこのレシピ通りに作ってみてください
と優しい文面だけれどちょびっとドキッとする一言が添えられている本もあります。
特にお菓子はレシピに忠実な方が良いと私は思っています。
でも実際このような一言が添えられている本はその通り作ると美味しいのです。
基本がわかったら自分色に変えればいい。
ある時とても上手にキャロットケーキが焼けました。
著者の内田真美さんにもとてもおいしかったと伝えました。けれど欲を言うと無類のキャロットケーキ好きとしてはもう少し重さと言うかどっしり感がある方が好きと言う話をしました。
レシピの卵の分量を減らしたらいいですかね?と安易な質問を投げ掛けたら
全体でバランスの取れているレシピなので、どっしり感のレシピはまた別ですよ、と教えてくださりました。

2回目作るときに自分の感覚で150gの薄力粉のところを10gだけ全粒粉に変えてみたのです。
そうしたら何かが失敗でした。少しずっしり感は出たけれど全体のバランスとして美味しくない。
10gの粉を変えただけでは変化を感じないレシピもありますが、
彼女のレシピは相対的に何度も繰り返し作ってできたレシピなんだと改めて思いました。
何度作っても同じ味ができるレシピを生み出せることはすごいと思います。
そして何より彼女のレシピのすごいところは、材料手順が簡単であると言うこと。
子供と一緒に作ってもおおらかに受け止めてくれると言うこと
「私の家庭菓子」の中のサワークリームのビスケット、その生地を使うシナモンロール、
キャロットケーキ、とにかく美味しです。
真美さんのロールケーキのレシピも絶品です
食べた人全員が笑顔になり
”おいしい!!”となります。
「高加水生地の粉ものレッスン」のピザの生地も簡単でもちもちです

ただ毎回バター、卵などの動物性食材多めのお菓子は胃が疲れてくるので
その時は別の方のレシピで楽しんだり。
そのあたりの塩梅は臨機応変に。

内田真美さんのレシピは今の私に相性が良いみたいです。

次回はヴィクトリアケーキに挑戦してみようかなと。

2021.03.17

「おもいつきの声と色」の紙芝居ワークショップが無事に終わりました。
私たちにとっても初めてのことだったのでドキドキでしたが
参加してくださった皆さん、
緊張しながらも一枚の画用紙に筆や手を使って色を塗っていく姿は気持ちよさそうでした。
一人の女の子に手に色つけて描いてもいいよ、というと
「うーん、もう一人の私がだめっていてる」
「なんで?」
「だって…」
「気持ちいいよ」
「よし、新しい自分に出会ってみよう」
と女の子自らが決断して好きな絵の具を手につけて描き始めました
「むにゅっむにゅしてる!」
「きもちいい!」
とどんどん笑顔に解放されていく姿が印象的でした
一枚の画用紙では足りずにもっと描きたいと言ってくれた男の子もいました
3歳から8歳までの子供達の絵は年齢とともに具現化していくということも面白かったです
大人の方々は上品に戸惑いながらゆっくりと絵を仕上げていました
そして出来上がったみんなの絵を「めぐる木」の紙芝居の中に挟んで
参加人数分に膨れ上がった紙芝居を披露しました。
私たちだけで作って完結していた紙芝居に新しい風が吹いて
その日1日だけの特別な紙芝居ができました。とても素敵でした。
一つの回では子供たちが積極的で、みんなが描いた絵だけを集めて
即興紙芝居を披露してくれました。
なんだか心温まるいい時間を過ごすことができました。
こんな機会を作ってくださった木工デザイナー三谷龍二さんご夫婦に感謝です。
またこんな会をできたらと思っています。

2021.03.08

毎年仕込んでいる味噌
今年も無事に終えました。
一年八ヶ岳の風に吹かれてどんな味になるか楽しみです。
外の竃に薪をくべ、大きな鉄釜で自家栽培の大豆を煮る。
この煮大豆の甘くて美味しいこと
茹で加減チェックと言いながらつまみ食いが止まらない
米麹と麦麹と塩と茹でて潰した大豆を手で馴染ませていく
塩きりした後の私の手はつるつるになる
麹の力を感じるひととき
外でおおらかに味噌作りができるのは、
知人で持続可能な生活を実践している四井真治さん家族のおかげです。
ありがとう。