2025.02.28
後藤ひろひと、作、演出の舞台
FOLKER
大阪、堂島リバーサイドフォーラムにて2月23日に千秋楽を迎えました
役者、ダンサー合わせたら総勢50名近くが舞台上に立ってました
お祭りのような雰囲気もあった今回の舞台
でも物語は死刑を宣告されている囚人の話
レクリエーションプログラムとしてフォークダンスを踊ることが許されている拘置所
フォークダンスを通して仲間とのつながり
自分の犯した罪の重さ
外界への思い
コメディーの物語だけど書かれていないそれぞれの人生を想像するととても壮大な思いを巡らせることになる物語でした
基本的には東京での公演が多い中、今回は大阪のみの公演
2週間大阪で生活しながらの劇場通い
お客様がおおらかに笑うのが印象的でした
客席全体が笑いに包まれた時のエネルギーの大きさはすごかったです
また新しい出会いでした
そして次へ
2025.01.29
宮脇檀さんの建築を通して宮脇綾子さんのことを知る
昨年のコンラン展で東京ステーションギャラリーに行った時に今回の展示のことを知る
必ず見たいなと思って気に留めていて稽古中だけどふっと時間ができたので
稽古前に行ってきた
地味な展示かなと勝手に思っていたら想像以上に混んでいてびっくりした
特に女性の方が多かった
宮脇綾子さんの作品がきっと生活に根付いているからだろう
とにかくどの作品も生き生きとしていて素晴らしかった
アップリケと聞くとファンシーなイメージが私の中にあったのだけれど
全く違うものだった
スケッチしたものを布で立体的にしていく
布の持っている濃淡や質感の違う布やレース、紐を重ねて躍動感が生まれる
全てセンスだろう
とにかく踊り出しそうな野菜や魚たち
ガラスに入った果物とかにしても、ただのガラスの器ではなく、
蓋付きの品のいいヨーロッパのアンティークのような器
上質なものに囲まれた生活をしていたんだろうなと想像する
日常をとにかく観察するというのが印象的だった
日常を視点を変えれば面白いもので溢れているのかもしれない
当たり前のものが当たり前でなく新鮮に見える心
お父さんが画家でお母さんがアップリケ作家
その息子が建築家である宮脇檀
宮脇家に興味が出てきてしまいました
印象的だった日記の引用文を書き留めておく
「他人の心を動かすためには芸術家は探究者でなければならない
作者が探究すれば、見る人も、聞く人も、読む人も
作家と一緒になって探求する」
トルストイ
2025.01.06
2025.01.01