2021.03.26
何度も繰り返し作るレシピが料理でもお菓子でも何種類かあります。
料理は料理本のままに作ることはほとんどなく、エッセンスを借りて自分色に変わっていきます
料理が好きだしすぐに自分色にアレンジしてしまいがちですが、たまに料理、お菓子本の中には、
まずはこのレシピ通りに作ってみてください
と優しい文面だけれどちょびっとドキッとする一言が添えられている本もあります。
特にお菓子はレシピに忠実な方が良いと私は思っています。
でも実際このような一言が添えられている本はその通り作ると美味しいのです。
基本がわかったら自分色に変えればいい。
ある時とても上手にキャロットケーキが焼けました。
著者の内田真美さんにもとてもおいしかったと伝えました。けれど欲を言うと無類のキャロットケーキ好きとしてはもう少し重さと言うかどっしり感がある方が好きと言う話をしました。
レシピの卵の分量を減らしたらいいですかね?と安易な質問を投げ掛けたら
全体でバランスの取れているレシピなので、どっしり感のレシピはまた別ですよ、と教えてくださりました。
が
2回目作るときに自分の感覚で150gの薄力粉のところを10gだけ全粒粉に変えてみたのです。
そうしたら何かが失敗でした。少しずっしり感は出たけれど全体のバランスとして美味しくない。
10gの粉を変えただけでは変化を感じないレシピもありますが、
彼女のレシピは相対的に何度も繰り返し作ってできたレシピなんだと改めて思いました。
何度作っても同じ味ができるレシピを生み出せることはすごいと思います。
そして何より彼女のレシピのすごいところは、材料手順が簡単であると言うこと。
子供と一緒に作ってもおおらかに受け止めてくれると言うこと
「私の家庭菓子」の中のサワークリームのビスケット、その生地を使うシナモンロール、
キャロットケーキ、とにかく美味しです。
真美さんのロールケーキのレシピも絶品です
食べた人全員が笑顔になり
”おいしい!!”となります。
「高加水生地の粉ものレッスン」のピザの生地も簡単でもちもちです
ただ毎回バター、卵などの動物性食材多めのお菓子は胃が疲れてくるので
その時は別の方のレシピで楽しんだり。
そのあたりの塩梅は臨機応変に。
内田真美さんのレシピは今の私に相性が良いみたいです。
次回はヴィクトリアケーキに挑戦してみようかなと。