2023.11.20
ニール・サイモン作、ビロクシー・ブルース
11月19日、シアタークリエにて千穐楽を迎えた
初めてのニール・サイモン
初めての劇場
初めての芝居との関わり方
アメリカの新兵たちの物語
初めての経験は歯医者に行くようなもの、楽しむというより、早く終わらせたい
そんな可愛らしい主人公ユージンの初めての体験を共にする
毎日楽屋のモニターから聞こえてくる声を聞いていると
それぞれがセリフを体に馴染ませ始めたことがわかる
馴染んでくると聞いているだけで物語がするすると見えてくる
みんな真摯に役に向き合っていて気持ちよかったです
そうなってくると私ももう少し舞台上にいたかったなと欲が出てきます
出てきました
素直に舞台に立ちたいと思った気持ちを大切に次に向かいます
小山ゆうなさんの演出は緊張感と優しさと物語を紐解く、でも紐解かない、間の感じが好きです
2023.10.09
暑さがつい最近まで続いていたと思ったら急に涼しくというか寒くなる
中間の秋があるようななかったような
この夏は思いっきり山を楽しみました
子供との生活になってからなかなか自分の気の向くままに
山行こう!と出来なかったけれど
この夏はそれがだいぶ回復し始めました
1人で山にも行けたし、友達とも行けたし
目標にしていた子供と山の中でテントで一泊旅もできました
私の方が一泊の準備をしたザックを目の前にして
この重さに耐えられるのか、歩けるのか、不安になりました
いろいろ忘れ物もあってひもじい思いもしましたが
なんとか泣き出すこともなく、楽しく時間を山の中で過ごすことができた
下山の時に上に上がってくる家族に出会いました
夫婦の背中にそれぞれ子供が背負われてました
おとうさん「お姉ちゃん自分で歩いてえらいね、君たちも次は歩こうね」
子供たち「……」
すれ違ったあと
「私も背負われてたんだよね?」と子ども
「そう寝られると重くて大変だったよ」とわたし
「らくだったな〜」
そんな時代も経て自分の足で歩けるようになったこども
頼もしくなってきた
そして季節は変わり、秋
山栗がたくさん落ちていたので子どもと時間を忘れて栗拾い
粒が小さくて剥くのは大変だけど
子供にスプーンでほじってもらう
作業しながらつまみ食いが止まらない私たち
甘くておいしい
なんか熟してる味がする
と一丁前なことを言う子ども
栗ご飯に炒め物
モンブランも作りたいな
とか思っていても結局そのまま食べるのが一番美味しくて
剥いては口へというローテーションが止まらないひとときでした
2023.08.15
尾道、logにて大人の紙芝居観賞会を行いました
logはスタジオムンバイが手がけた宿泊施設です
5つのエレメントを大事にしている空間です
この空間で紙芝居を読んでいたら、初めての感覚に陥りました
空間と、お客様とつながる感覚が持てたのです
きっとこの場所が大事にしていることを瞬時に感じ取り共鳴できた瞬間でした
その一瞬の繋がりで紙芝居への理解が私自身深まった気がします
この感覚を大切にして次回へ繋げていけたらと思います
鳥取の食べれる森シュトレンでの紙芝居ワークショップと親子鑑賞会
たねのおうちでワークショップ
個性豊かな一度きりの紙芝居が出来上がりました
今回のために書き下ろした、金色の香り、という紙芝居も披露しました
話を聞いて想像で制作した紙芝居
実際に金ゴマの畑に行って花を見て、摘んで食べてみて香りを感じたりできたことが
これからこの紙芝居を読んでいくときに豊かにさせてくれる予感がします
そしてワークショップ後に食した金ゴマのおにぎり
こうばしくってなんておいしいの!
いい時間をありがとうございました
2023.07.05
久しぶりにヒリヒリする芝居を観劇した
幕が開いてすぐにヒリヒリし始めた
なんだろう
とっても久しぶりに演出家の蓬莱さんからメールをもらう
芝居をやっているので見にきて欲しいと
こういうお誘いはうれしい
あまり何をやっているかとか調べずに連絡くれたことのエネルギーでチケットをお願いした
休憩入れて約2時間30分、ずっと途切れることなくヒリヒリしてしまう
ある中学校のクラスの話
クラス内のグループごとに話が個々に展開していくけれどうねり絡み合って大きなクラスの輪となって進んでいく
どのグループの話もどの生徒の話も主役になっている
その一人一人のエネルギーにヒリヒリするのかもしれない
私は誰か、私はここにいるか、
演劇をなぜやっているか
ヒリヒリした
蓬莱さんの作演出の「正しい教室」という芝居の時のことも思い出した
あの時のも教室に大人になった同級生が集まっての芝居だったなと
終演後蓬莱さんと短いメールのやりとりをした
お母さんが息子(舞台上には登場しない存在だけの息子)に電話で話す場面に心を持っていかれた。
歳かな。
と伝えると
僕も色々歳なのか人生なのか受け取るものが変わってきた。
という返信が
今回の芝居見れて本当によかった
「昼下がりの思春期たちは狼のようだ」
作/演出 蓬莱竜太
2023.06.04
毎年恒例になりつつある田植え
知人の田んぼをいいとこ取りで田植えだけお手伝いさせてもらっている
素足で泥の中に入ってく感触、くせになります。
今年も元気に実りますように
2023.05.09
3年目の松本、10センチでの紙芝居のワークショップを行うことができました
ありがたいことにリピートしてくださる顔ぶれも現れ
みなさんの顔を見るとほっとして嬉しい気持ちになりました
子供の一年の成長はすごいスピードなのでどんどん描き上げる絵も
お兄さん、お姉さんになってきていました。
今回は画用紙ではなく、木の板に絵を描きました
紙とは違う肌感で絵の具の発色が違ったり、手で描いても木の温かさをを感じられる制作時間となりました
そして今回は松本では初めての試みとして大人のための紙芝居観賞会も開催しました
ワインと美味しい食事と共に紙芝居を聴き、見てもらう会
小さな空間でしっとりといい時間を過ごせたのではないでしょうか
来年4年目も皆さんに会えますように
2023.04.25
おもいつきの声と色で紙芝居の依頼をいただき
三浦海岸にあるお寺の寺子屋にて紙芝居のワークショップを行いました
昨年に一度、放課後の小学生たちが勉強している時間帯にお邪魔しました
そして今月やっとワークショップを実施しました
20名の子供たち(小学生を中心に中学生と未就学児も混在)との時間は濃厚でした
けれど、ほとんどの子供たちが寺子屋に通っている子たち
寺子屋の主人とも友達たちとも日頃からコミュニケーションが取れていることがすぐにわかります
どんなにふざけていても、相手を気遣い、主人の話に耳を傾け、
自分の意見を怖がらずにみんなの前で発表できる場
子供達が安心していることがすぐに伝わりました
朗読で物語を聞き、想像し、色や形に変えていく
今までのワークショップと違って一体感があったように思います
子供は素直です
なんでも吸収します
どんな人から話を聞き、言葉をもらうか、の影響は大きいと日頃自分で子育てしていて思います
寺子屋、とてもいい場だと思いました
ここで時間を過ごした子供たちがどのように成長していくか
たった数時間しか私は共にしていないけれど楽しみです
2023.04.09
なんだか年々月日の流れが早くなっていく気がします
もう4月
足元を見つめるとふきのとうや甘草、よもぎ、食べられる野草が顔を出しています
このところ毎年見つけては摘んで料理をするのが楽しみです
草餅、蕗味噌、天ぷら、チヂミ、おひたし等々
子どもにはまだ春の苦味の美味しさが伝わらないようですが
手を動かし食べてみた味の記憶が成長しても残っていてくれますように
2023.02.08
気づけば立春も過ぎました
風の時代と言われているけれど、すごい速さで風が日々吹いています
2本の足でしっかり立っていないと本当に吹き飛ばされそうです
でもそれもいいかなと
吹かれてどこに着地できるのか
ドキドキしますがそんな時期も面白いかもとも思っています
遅ればせながら今年もよろしくお願いいたします