小島 聖

日々

2021.04.07

春になって外へ出かけたい気持ちが大きくなってきました。
もちろん野外で気持ちよく動き回るのも好きですが、
想像力を掻き立てられる美術館の展示に出かけるのも大好きです。
東京都現代美術館で開催中のマーク・マンダースの展示はスケール感が大きくてユーモアもあったり内面の暗闇もあったりと清々しくアートを見たという余韻が残りました。
一方の世田谷美術館ではアアルト展を。
妄想膨らむ展示でした。
使い込まれた家具も魅力的です。
そして庭園美術館では展示はもう終わってますが、ポスター展を。
グラフィックの美しさを、紙ものの豊かさを体感しました。
春は眠っていた体も想像力も新芽のようにニョキニョキ、ウズウズしてきます。

2021.03.26

何度も繰り返し作るレシピが料理でもお菓子でも何種類かあります。
料理は料理本のままに作ることはほとんどなく、エッセンスを借りて自分色に変わっていきます
料理が好きだしすぐに自分色にアレンジしてしまいがちですが、たまに料理、お菓子本の中には、
まずはこのレシピ通りに作ってみてください
と優しい文面だけれどちょびっとドキッとする一言が添えられている本もあります。
特にお菓子はレシピに忠実な方が良いと私は思っています。
でも実際このような一言が添えられている本はその通り作ると美味しいのです。
基本がわかったら自分色に変えればいい。
ある時とても上手にキャロットケーキが焼けました。
著者の内田真美さんにもとてもおいしかったと伝えました。けれど欲を言うと無類のキャロットケーキ好きとしてはもう少し重さと言うかどっしり感がある方が好きと言う話をしました。
レシピの卵の分量を減らしたらいいですかね?と安易な質問を投げ掛けたら
全体でバランスの取れているレシピなので、どっしり感のレシピはまた別ですよ、と教えてくださりました。

2回目作るときに自分の感覚で150gの薄力粉のところを10gだけ全粒粉に変えてみたのです。
そうしたら何かが失敗でした。少しずっしり感は出たけれど全体のバランスとして美味しくない。
10gの粉を変えただけでは変化を感じないレシピもありますが、
彼女のレシピは相対的に何度も繰り返し作ってできたレシピなんだと改めて思いました。
何度作っても同じ味ができるレシピを生み出せることはすごいと思います。
そして何より彼女のレシピのすごいところは、材料手順が簡単であると言うこと。
子供と一緒に作ってもおおらかに受け止めてくれると言うこと
「私の家庭菓子」の中のサワークリームのビスケット、その生地を使うシナモンロール、
キャロットケーキ、とにかく美味しです。
真美さんのロールケーキのレシピも絶品です
食べた人全員が笑顔になり
”おいしい!!”となります。
「高加水生地の粉ものレッスン」のピザの生地も簡単でもちもちです

ただ毎回バター、卵などの動物性食材多めのお菓子は胃が疲れてくるので
その時は別の方のレシピで楽しんだり。
そのあたりの塩梅は臨機応変に。

内田真美さんのレシピは今の私に相性が良いみたいです。

次回はヴィクトリアケーキに挑戦してみようかなと。

2021.03.17

「おもいつきの声と色」の紙芝居ワークショップが無事に終わりました。
私たちにとっても初めてのことだったのでドキドキでしたが
参加してくださった皆さん、
緊張しながらも一枚の画用紙に筆や手を使って色を塗っていく姿は気持ちよさそうでした。
一人の女の子に手に色つけて描いてもいいよ、というと
「うーん、もう一人の私がだめっていてる」
「なんで?」
「だって…」
「気持ちいいよ」
「よし、新しい自分に出会ってみよう」
と女の子自らが決断して好きな絵の具を手につけて描き始めました
「むにゅっむにゅしてる!」
「きもちいい!」
とどんどん笑顔に解放されていく姿が印象的でした
一枚の画用紙では足りずにもっと描きたいと言ってくれた男の子もいました
3歳から8歳までの子供達の絵は年齢とともに具現化していくということも面白かったです
大人の方々は上品に戸惑いながらゆっくりと絵を仕上げていました
そして出来上がったみんなの絵を「めぐる木」の紙芝居の中に挟んで
参加人数分に膨れ上がった紙芝居を披露しました。
私たちだけで作って完結していた紙芝居に新しい風が吹いて
その日1日だけの特別な紙芝居ができました。とても素敵でした。
一つの回では子供たちが積極的で、みんなが描いた絵だけを集めて
即興紙芝居を披露してくれました。
なんだか心温まるいい時間を過ごすことができました。
こんな機会を作ってくださった木工デザイナー三谷龍二さんご夫婦に感謝です。
またこんな会をできたらと思っています。

2021.03.08

毎年仕込んでいる味噌
今年も無事に終えました。
一年八ヶ岳の風に吹かれてどんな味になるか楽しみです。
外の竃に薪をくべ、大きな鉄釜で自家栽培の大豆を煮る。
この煮大豆の甘くて美味しいこと
茹で加減チェックと言いながらつまみ食いが止まらない
米麹と麦麹と塩と茹でて潰した大豆を手で馴染ませていく
塩きりした後の私の手はつるつるになる
麹の力を感じるひととき
外でおおらかに味噌作りができるのは、
知人で持続可能な生活を実践している四井真治さん家族のおかげです。
ありがとう。

2021.02.12

長野県松本市にある「10cm」にて、
おもいつきの声と色のワークショップを開催することになりました。
絵を描き、物語を読み、一緒に紙芝居をおもいつくまま自由につくりませんか?
描いていただいた絵をご自宅で飾れるように、
木工デザイナー・三谷龍二さんが木製スタンドをつくってくださいます。
なお、開催に際しては感染症対策を徹底した上で行います。
ご協力をよろしくお願いいたします。

日時/2021年3月13日(土)、3月14日(日)
場所/10cm (長野県松本市大手2丁目4-37)
参加方法/要予約(2月14日受付開始予定)
詳細を確認の上、下記アドレス宛にお申込みください。
wood@10cm.biz
※詳細は決まり次第、10cmホームページもしくはインスタグラムにてお知らせします。
主催/10cm

写真/黄瀬麻以

2021.02.01

ひとりでエコなことをやろうとすると無理が出てくるし何から始めたらいいのかわからない
着なくなった洋服を次の人に譲る、売る
食べ残しをしない
壊れたものを直す
日常にもささやかなアクションだけどできることがある
去年の暮れ
知人のthe little shop of flowersというお花屋さんを営んでいる女性のインスタで
廃棄されてしまう花や葉や茎の部分から抽出される色で服を染め直しませんか?
という投稿が目に止まった
私は彼女のセンスが大好きなので自分の服を持って彼女に会いに行った
その時預けた服が生き返って私の手元に戻ってきた
捨てられてしまう花から出た色とは思えない優しい深みのある緑色
季節が暖かくなったらこの服を着よう
新しいこの服との時間が始まる日を心待ちにしよう
ちょっとウキウキした2月の始まりでした

2021.01.29

紙芝居のことをすこし

去年から不定期に始めた紙芝居
画家の平松麻さんとなにか創作したいとおもって始まりました。
子供を持つまで紙芝居は子供のものだと思っていたし、紙芝居に触れる機会はありませんでした。
図書館で絵本を見ていた時に、紙芝居が目に止まりました。
”たまには絵本ではなく紙芝居を借りてみよう”
と思いついでに舞台と呼ばれる紙芝居の枠も借りて帰りました。
いつもと勝手が違うことに子供は戸惑います
正面に座って見るのが紙芝居だけど、絵本の感覚で私の隣に座って私の読む側(紙芝居の裏側)を
見ようとします。正面の絵を見る人が誰もいない状態で紙芝居が進んでいきました。
その感覚にもびっくりしました。
でも絵本は隣で同じ方向を向いて読んだり見たりしてるからだよなと。
正面に座って見ることを覚え、次は読んでみたいとなり、今では文字は読めないので、
私が読んだ物語を暗記しつつ絵から想像する一度しかできないオリジナルの物語を読んでくれたり
するようになりました。
時には自分で描いた絵を集めて、紙芝居始めるよー、と、完全にオリジナルの紙芝居を
見せてくれることもあります。
そのぐらい柔軟で自由なものが紙芝居なんだなと。
紙+芝居=紙芝居
原画の紙芝居も既存のものではなかなかないので贅沢かもしれません。
絵の具の乾いた時の紙の歪みもそのままなので案外、物語を進めていくのに手間取ったりします。
でもそれも手作りのよさ。若干引くのに手間取って物語がぷつっと途切れてもそれも
ご愛嬌ということで。
回を重ねるごとに紙芝居の引き方も研究してみたり。
紙に書いてあればいいと考えればマッチ箱でも巨大な模造紙でもなんでも紙芝居になる。
決まり事はないので子供大人の区別もなく
時に即興で、時にじっくり丁寧に作って行けたらいいなと思っています。
どんな職業も同じだとは思うけど、立ち止まってもしょうがないと思い
紙芝居は私にとっては芝居の稽古のような、想像力の訓練のような時間です。
何より制作時間が楽しい。
稽古してるみたいな感覚です。
私たちは動画で発信するのが目的で紙芝居を制作しているわけではありません。
近い未来にいろんな方と一緒に作って読むということをしたいと思っています。
作ることの楽しさを共有できる時間が持てることを目標に。

写真/西塁

2021.01.17

いま、風が吹いている

スパイラルで開催中の向田邦子展へ
背の高い鉄塔からハラハラと一枚の紙が落ちてきた
ふっと拾ってみたら

家族も同じなのだ。事が起きた時、静かにしていれば平和だが、誰かが感情に走って大きな声を出すと、
傷口はパックリと口をあける。
ドラマ「家族熱」より

と向田さんの言葉が書いてあった。

家族っていつまでもどこまでも家族で、感情は伝染して…

2021.01.11

旅をすること
山へ行くこと
日常
について考えてみる

思うように行動できない私
ただ歩いてただ汗かいて呼吸して
どれだけ私にとって自然の中での時間が大切で愛おしい時間だったかがわかる
まぁいいか、と思える時が自然の中ではたくさんあったはずなのに現実はそう甘くない
子供と
一人で
家族と、友達と、自然の中へ行くこと、過ごし方を模索中

視点を変えるという時間
太陽は変わらず頭上で私たちを照らしてくれている
信じれるものを道標にして
世界は綺麗なことで溢れていると信じて

野生のベリージャムの続きを少しづつ形にすべく
どんな言葉が溢れ出てくるか
日々ぐるぐる

2021.01.07

七草
過去を知り、未来へ向かう扉を開きたいと思った新年。
過去のもつれた糸を少しづつ解きほぐしたらヒントが見つかる気がしています。
常に軽やかにいたいものです。

2020.12.23

巷では風の時代に入ったと耳にします。
実感としてはわかりません。
変わったという12月22日の朝、目で見た朝日の感じ、雲の輪郭、肌で感じた清々しさ、
何かがキラキラしていたことだけは記憶しました。
吹き飛ばされないように心地よく風に乗っていけたらなと思う。